定年してからテニスを始めました
テニスを本格的に始めたのは定年してからです。
近所にテニスクラブがあったので、妻Nさんと通うことにしました。通いやすかったのですが、7年ほどして閉鎖になってしまいました。
一緒にプレーしていた仲間は、一部は市民コートへ、半分は違うテニスクラブへ移動しました。
その頃の市民コート予約は、今でこそネット予約になりましたが、月初に早朝から並んでの抽選でした。
私はその当番が苦手で、テニスクラブへ移動しました。
ところが、入ったテニスクラブも5年ほどで閉鎖になり、またメンバーは三々五々、市民コートと残りは2つのテニスクラブへ移動しました。
私は、今のテニスクラブで平日会員になり、天気と体調がよい平日の午後は、コートに行くことにしています。
3回に渡るテニスクラブの移動に伴って、一緒にプレーしていた仲間は徐々に減っていき、今のテニスクラブでは今年の冬から私ひとりになってしまいました。
これは寂しいことです。
でも、別のグループの方々に入れてもらって、1ゲームか2ゲームして帰宅します。
もともと運動が得意な方ではありませんし、若い頃からプレーしてきた訳ではないので、「あの頃はもっと速いボールが打てた」とか「もっと動けたのになあ」などと思うことがありません。
80代の今が、人生で一番テニスが上手いと思っています。
では、年齢を重ねてから、テニスを楽しむコツ7つをご紹介します!
80代になってもテニスを楽しむコツ7つ
ファーストサーブを入れる
速いサーブは打てません。
もともと、瞬発性には欠けていますし、これからその能力が上がる可能性は低いでしょう。
でも、1本目のサーブ「ファーストサーブ」だと、どんなに緩くても、比較的打ち込まれません。
まあ、相手によりますから、絶対ではありませんが。
経験上、2本目のサーブ「セカンドサーブ」よりは各段に打ち込まれにくい。
ですから、とにかくファーストサーブを入れることを心掛けています。
ダブルスでは、ペアもいますから、あまりにもレシーブで打ち込まれるのは避けたい…よく打ち込まれてしまうからこそ、少しでもの対策です。
サーブのコースを考える
速いボールが返せません。
反応は年々遅くなっているのを感じます。
では、速いボールをできるだけ打たれないようにしなくてはなりません。
経験上、フォアハンドストロークもバックハンドストロークもどちらもばんばん打てる方は少ない。
何とか、レシーブから速いボールで打ち込まれない方で打たせるサーブを打ちます。
ラリーに持ち込むことができれば、ポイントを取るチャンスがあります。
サーブのコースは、相手に影響されずに打てるボールですから、大事にコントロールしています。
コートの前後を使う
相手に止まって打たれると、厳しいボールが来ます。
ですから、何とか相手を動かすために、前後のボールを使います。
特に、レシーブから前に落とす。
サーバーは必ずベースラインの後ろにいますから、走ることになります。
それでドロップショットのように決まらなくていいのです。
相手が走って打てば、コートが空きますし、バランスも崩れるかもしれません。
そして次はセンターにロブです。
読まれてもいいのです。
相手に動いてもらうことが目的ですから。
もちろん、失敗して、相手に切り返されてしまうこともあります。
でも、懲りずにやります。
私に打てるショットの中で、相手を動かしてポイントを取ることが、私のプレースタイルだからです。
他の方のプレーを観察する
コート待ちの時に、他の方がゲームしている様子を観察します。
もちろん技術的・体力的にできないプレーもあります。
でも、組み立ての仕方などは、とても参考になります。
みなさん、私より若く上手な方ばかりなので、見ていて楽しく、ナイスプレーに拍手を送ってしまうことも度々あります。
技術的にも、苦手なバックハンドのハイボレーなどを見ていると、コツが掴めそう…掴めそうであって、そう簡単に掴める訳ではないですが…に思い、プレーで使ってみたいと思います。
待ち時間も、とても楽しい時間です。
ラケットを選ぶ
今は、プリンスというメーカーの「エンブレム120」を使っています。
245gと軽く、それでいて、先端が重いので、振りぬきがとてもいい。
何より、面が大きいので、当たれば返ります。
これは2代目ですが、ボレーがとてもしやすくなったと感じています。
体力に合わせて、用具を選ぶことの大切さを知ったラケットです。
ゲームを楽しむ
勝負にこだわります。
と言っても、ムキになってという訳ではありません。
ただ、スコアをちゃんと考えてプレーを選択したり、どんなに負けていても諦めずにプレーするようにしています。
でなければ、おもしろくない。
「勝つこと」が大切と考えている訳ではありませんが、ゲームをやる以上、勝つために一生懸命でありたいと思っています。
ですから、負けていても「さあ、どうやって挽回しようか」とわくわくしています。
スコアをしっかり覚えていながらプレーをすることは、脳の活性にも繋がっているように思います。
でも、たいていは毎週負け越しです。
無理をしない
速く走れません。
ですから、エースを取られることはしょっちゅうです。
ただ、相手のコースが読めた時は、かなり遠くのボールも返すことができます。
そういう時は、うれしい。
どんなプレーヤーも、相手のボールが良かったり、タイミングが合わなかったり、読みが外れたりすれば、エースを取られます。
私など、さもありなんです。
ひとりになってからは特に、怪我をしてはいけないという思いもあって、無理をしないようにしています。
でも、取れる範囲は以前より広くなっている、相手のボールが読めるようになっているなあと感じています。
継続は力なり
平日、一勝一敗か二敗、たまに一勝で勝ち逃げしてきてしまうこともありますが、そんな様子ですから週にすれば負け越しです。
それでも、テニスは楽しい。
寝るまでの間、ベッドの中で「そうかもっとああすればよかったのか」「今度はこうしてみよう」などと、イメージだけは考えます。
そして、その通りいかないところがまたおもしろい!と思っています。
平日会員なので、土日や祝日はテニスはお休みです。その翌日、週始めの滑り出しは、いつも調子が悪かったのですが、最近では、割合とすんなりプレーできるようになってきました。
遅ればせながら、自力がついてきたと思っています。そう自分でよい方に考えることも、続けて行くコツだと思っています。
テニスなどのラケット競技が健康寿命を延ばすという話を聞きました。
「継続は力なり」。
楽しいと思える間は続けていきます。
このブログが、誰かのhappyに繋がりますように♪
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