定年を迎えて始めた料理
料理は、定年してから始めました。
今でこそ男性も料理をするのは当たり前の時代ですが、大正生まれの母も同居していましたし、「男子厨房に入らず」で育ってきてしまいました。
このままではいけないと、定年とともに「生活的自立」を宣言しました。
洗濯は洗濯機がしてくれますし、掃除は嫌いではありません。でも、料理は技術と経験が必要でした。
料理を始めた時のことを思い出して、そのコツをお伝えします!
定年後に男性が料理をできるようになるコツ5つ
では、「定年後に男性が料理をできるようになる」5つのコツをご紹介していきましょう!
先生を選ぶ
一番身近な先生は、妻Nさんでしたが、これが難しかった!
作業の速さが違うので、先生が「自分でやった方が速いわ」と思ってしまうのです。
また、初心者としては細かいところ「さいの目切りってどれくらいの大きさ?」「少々って?」が気になりますが、経験者にとっては常識なのでしょう。ぱぱっとやってしまいます。
それを察したのか、娘がニンテンドーDSの「しゃべる!DSお料理ナビ」をプレゼントしてくれました。これが私にはよかったです。
気になる疑問にも応えてくれるし、本と違ってめくらなくていいし、当時3人家族でしたから、その分量も計算して教えてくれました。至れり尽くせりです。
何より、自分のペースで進められます。もたもた野菜を切っていても、急かされることがありません。
20年以上前の話ですから、ニンテンドーDSは既に過去のものになっていますね。
今は味の素が運営している、料理初心者用のサイト「AJINOMOTO PARK」や動画もたくさんあります。
もちろん、「料理教室に行く」のも近道だと思います。オンライン料理教室もありますね。私も、スイーツ教室には行ったことがあります。
気長に寄り添ってくれる(よほど器用でない限りは、スイスイ料理ができるようになるまでには、まずまずの時間が掛かります)、ご自分に合う先生を見つけることが第1のコツです。
好きなものを作る
これは、ニンテンドーDSの「しゃべる!DSお料理ナビ」から仕入れたレシピで作った野菜スープです。
お昼がパン食だったので、それに合うスープをリクエストされて、「しゃべる!DSお料理ナビ」の中から自分に作れそうな、そして「食べたいもの」を選んで作りました。
元来、食いしん坊なのでしょう。「食べたい」と思うものなら、「作りたい」と思うことができました。
一度、レパートリーを増やそうと、ある料理本のレシピを端から順番に作ってみましたが、出来上がりの写真があんなにおいしそうだったのに、ちっともおいしく感じませんでした。
その時作ったのは「ホイコーロー」で、味噌味でした。娘に話したら「お父さん、味噌味の食べ物、嫌いでしょう。どうしてそれ作ったの」と言われました。そうですよね。自分の好みのものを作るでいいんだよなあと思ったできごとでした。
毎日作る
始めたころは、3食はとても作れませんでしたが、「お昼のスープ」を担当して、毎日作るようにしました。
そのうち、「スクランブルエッグも作って」とおかずの担当も増えました。
最初に作った時はNさんに「これは炒り卵ね」と言われるくらいぱさぱさになるまで火を通してしまいました。今では、牛乳を加えて、余熱で仕上げる、ふんわりとしたスクランブルエッグが作れるようになりました。
料理には、技術と経験が必要です。回数をこなしていかないと、経験値が上がりません。
調理器具に頼る
私が特に愛用しているのは「スロークッカー」です。
電気調理器なので、火の心配をせず、煮込み料理ができます。
ポトフや、チキンのトマト煮込みなどは、前日に材料を放り込んでスイッチオンしておけば、次の日のお昼にはちょうど食べごろに煮こまれています。
庭の柿が食べきれない時は、ジャムを作ったりもできます。
今は他にも便利なものがありますよね。
新しい調理器具は性能もいいですし、また買ったからには使わなくてはなりません。
料理をするモチベーションも上がります。
ご自分が作りたいものに合う調理器具は、ぜひ試してみることをお勧めします。
私が今気になっているものは「ハンドブレンダー」です!
記録を取る
これは、アップルパイのクックパッドのレシピを、レシピノートに貼り付けたものです。
作ってみると、オーブンの大きさの違いなのか、加熱時間や温度が、レシピ通りではできない場合があります。
他のメニューでもレシピ通りにいかないことは多々ありました。
そこで、現場で少しずつ調整して完成させるのですが、その調整を忘れてしまいます。
次に作った時、同じ工程で、同じ問題に突き当たります。
ですから、記録を取ります。
スマホのメモ機能でもいいですし、私のようにノートを取ってもいいと思います。
経験豊富な人は、そんなことひょいひょいっと調整できてしまうかもしれません。
でも、初心者、男性、定年年齢より上…なのであれば、記録を取ることをお勧めします!
料理は生活の一部
定年した頃は、息子や娘は既に独立していましたが、まだ母も健在で、Nさんと3人暮らしでした。
食べてくれる人がいるうちに、料理ができるようになってよかったなと思っています。
Nさんのお友達に、料理やスイーツを振舞ったこともありました。
テニスの友人が、毎年お花見宴会でうちに来たときも、おもてなしができるようになりました。
今はもう生活の一部になっているので、日常的な料理しかしませんが、体の調子に合わせて、量や食事の内容を変えることができます。
「食べることは生きること」だと考えて、日々、料理をしています。
このブログが、誰かのhappyに繋がりますように♪
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